夜更かしして、

2008年から2017年までに撮った雲の画像を加工し、投稿保存などしていると、私は何をしているのだろうかとか、この作業は何なのだろうか、気の迷いってこともあったり、やっぱり、自分の肩書きは、はっきりさせておいたほうがいいのでは、と思ったり、彫刻家かそうでないかの違いは何かと考えたりして。彫刻家の資格?条件?属性? 某美術学校で学ぶ。 彫刻学士の修了証書を持つ。 某美術学校で教壇に立つ。 某彫刻公募展で賞を受ける。 某美術館に作品が収蔵される。 某美術団体に所属する。 芸術院会員に登録される。 某彫刻家に師事する。 某美術雑誌、美術年鑑に掲載される。 某学芸員、画商の後援を受ける。 教科書に掲載される。 作品集が出版される。 新聞、テレビ等で紹介される。 公共空間に作品を設置する。 個展を定期的に開催する。 作品の制作を生業とする。等、そのいずれを取得すれば、彫刻家と名のれるようになるのだろうか。つまりは、彫刻作品の制作を生業としているかいないかだったりするのかなと思ったり、しかし、生業、それが一番難しい資格?課題?だったりするのかなぁ~と思ったりして、いったい私はこれまで何をしてきたのだろうかと、思ったりする。これまで、土や石や木や陶磁や金属を使って公共事業にかかわる仕事をしてきた。でも、それは彫刻作品の制作というよりも、なすべき業務であったように思う。それらの彫刻的な物は、その時代その場所に応じた修景、添景施設物であったと思う。過ぎてしまった過去をもってして「私は彫刻家である」とは言えないと思ったりする。では、私は何者なのだろうか?誰かに、身分や職業を聞かれたら、なんと応えればいいのだろうか ?だからといって、むりやり一つの肩書きに固執するのはおかしな話だよな。肩書きそれ以外のことはやらないと言って、自分自身の活動の幅を狭めることはないと思う。やりたいことができないなんて、つまらない話だよ。たのまれたことができないなんて、せつない話だよ。では、今現在、私は何をしているのだろうか?そこで、昔の仕事の写真を中心にホームページを作ってみることにした。どうやら私は「彫刻」に「特別な幻想」を付帯させているのかもしれないが。自分の身分を証明するための作業の合間、空を見上げて、雲の動きをぼおっと眺めたり、雲の写真を撮ったりして、旅して記念写真を撮った 気分になっているだなあと、今日もまた遊んでいる 。 ☆

 

© 2018 志津雅美 東京都杉並区荻窪
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